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COLUMN 20

歴史
経済

『失われた30年』

2022年5月23日

わたしたちが住む日本です。

現在日本は有史以来の最重税期

ありとあらゆるものに税が課せられ、社会保険料もどんどん上がるばかり

みなさんどうやって生きてますか?笑

将来的に税金等で給料の80%が引かれるという記事もあります。

どうやって生きるんでしょう笑

バブル崩壊後、

この30年間は『異常』です。

大震災、リーマンショック、疫病、ロシア・ウクライナ問題などなど

多岐にわたり原因と思われる問題は山ほどありますが、

一貫してデフレであり、

賃金給料もあがらず、

GDPも全然伸びない、

そんな国が世界で1つだけ。

そう、悲しいことに我が国日本です。

疫病にも関わらず日本以外の先進国は豊かになっているのをご存知でしょうか?

発生源の中国なんかは成長率2桁です。

その他の先進国もちゃんと『成長』しているんです。

今や大卒の初任給は韓国にも抜かれています。

スイスの大卒初任給は日本円で70万円です。

いつのまにか日本は貧しい国になってしまっているのです。

いろんな日本の良いものが買い叩かれています。

優秀な技術や人材、そして女性も。。

今のままでいけば今後もいろんな国々に抜かれていくことでしょう。

こんな状況で良いはずがないですね。

かつて世界の企業の時価総額トップ50に日本企業は30社以上名を連ねていました。

今は、、

トヨタ1社のみです。

ではなぜこんな国になってしまったのか。

この落ちぶれ方は半端じゃないです。

さまざまな角度で議論することができますが、

1つはグローバリズムによるルール変更

スポーツが良い例です。

柔道では外国人選手が勝てないためさまざまなルール変更を行い

結果、今や柔道ではなく『JUDO』

日本人が勝てなくなる時期がありました。

スキージャンプもそう。

板やスーツの規格を変更してきました。

そして経済では、

かつて日本は企業と銀行が緊密に連携を組むことにより

みんなで頑張って稼いだお金をみんなに還元するという素晴らしい仕組みを作っていました

分かりやすい例が

金利

バブル期のゆうちょの年利は12%です。

※これがわれわれの親世代が貯金しろという所以

今の金利を理解してない

年功序列型賃金

勤めていれば給料が上がっていく

などです。

なぜこれができていたかというと、

日本の金融機関が企業の株をもっていたからです。

企業の利益を銀行が配当として吸い上げ、

それを金利という形で国民に還元していく。

とても良い循環です。

正に自分たちでお金を回していく。

日本人の日本人による日本人のため循環ですね。

これを護送船団方式として

徹底的に攻撃を行いルールの変更を行ったのがグローバリズム

かつては財務省が国益のためにとても守っていたんです。

そう、昔の公務員は国や国民のためにとてもとても良い仕事をしていたんですね涙

これをどうやって壊したのか。

スキャンダルです

ノーパンしゃぶしゃぶなど強烈に財務省を叩きました

ここらへんから公務員叩きが本格的に始まります。

メディアやハニートラップなどさまざまな手を使い失墜させていきました。

そして今や国益を損ねグローバリズムをとてもとても大事にする駄犬になってしまいました

こうして抵抗勢力を潰したグローバリズムは

公務員や既得権益(良い既得権益もある)を敵に仕立て上げ

徹底的に規制改革、緩和を行ったのです。

結果的に日本のほとんどの大企業の株式の過半数を外資が取得することなってしまいました

外資は国や国民は関係ないです。

気にするのは

『利益』

利益を配当として吸い上げる

これしかないです。

※しかし資本主義の原理原則ではあります

愛も夢も希望もありません。

求めるものは利益のみ

株主の言うことは聞かなければなりませんので

経営陣は利益を上げることに必死になります。

利益を上げないとクビですから

そこに長期的な視点は全く排除されてしまいます

設備投資や研究開発、人を育てるということにお金をかけられないんです

超短期的な目線で経営を行わなければなりません

この目線になったとき人は、経営者は何をするのか

コストカットですね。

では一番削りやすいのは?

『人件費』

ですね。

簡単です。

人件費を抑えれば企業の利益は恐ろしく出しやすくなるのです。

これが給料が30年間あがらない要因の一つです。

給料あがらない→もの・サービス買えない→売上上がらない→値段下げる→給料あがらない

という負の循環ができてしまうんですね。

これがいわゆるデフレです

テレビではいかに安くいろんなことができるか、

いかにコスパいいものがあるか

ばかりを取り上げますが

ほんとよろしくない。

アホと言っていいです。

安いほう安いほうといっている結果が自分たちに全て跳ね返っているのを理解しなさい

ひっくるめて

今だけ、カネだけ、自分だけ

なんです。

『株主資本主義』

そろそろ気づきましょうね。

毎日満員電車に詰め込まれ、

税金などで搾取され続け、

良くないものを食べて病気になって、

薬漬けにされて、

ボケて自分が何もわからなくって、

人間の尊厳を失い、

家族にうとまれつつ、

死んでいく。

現代版奴隷制度です。

悲しすぎますね。

そうなるように仕向けられているとて。

あまりにもわれわれ国民に関心がない。

日々メディアから流れてくるのは芸能人の不倫やスキャンダルばかり

疫病は謎の専門家と呼ばれる人が煽りまくる

たくさんたくさんおかしいと思わないといけないんですね。

自分で考えるという力を奪われている構造になっているといえど。

日々ちょっとだけいろんなものをいろんな角度で見る癖をつけましょう

気づいた先にはきっと更なる試練が待っています。

でもここで気づかないと一生奴隷で終わることになります。

試練に立ち向かい成長していくのか

現状を選択し奴隷として何も残らず死んでいくのか

タイムリミットはまもなくです。

COLUMN 20

『失われた30年』

カテゴリー

コラム 歴史 経済

コラム筆者

大澤勇太

更新日

2022年5月23日

大澤勇太

株式会社しろく

大澤勇太

東京国税局にて国税調査官として署長表彰を受けるまでに活躍をし、その後 財務省 理財局という日本に於ける年間450兆円とも言われる国家資金の使用方針決定を行う中枢部署に在籍し、現在は企業経営者として活躍する異例の経歴の持ち主。 国税、財務省、そして企業経営者という実体験に基づき特異な視点から多くの経営者に対して「お金」に関するコンサルティングを行なっている。