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COLUMN 27

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『わたしたちが飢える可能性』

2022年8月3日

今回の標題、

そんなこと今の日本でありえないよ、

と思う方が大半だと思います。

あり得るんです。

『緑の革命』をご存知でしょうか?

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/緑の革命

社会の教科書で少し取り上げられています。

簡単に言うと、、

飢餓に苦しむ国、地域が農業革命によって食べれるようになりました素晴らしい!みたいな感じです。

とても素敵で良い話ですよね。

しかしながらいつものやつです。

表があれば裏がある。

表がキラキラなほど裏は地獄です。

さあこの緑の革命、

とても素晴らしいものだと賞賛されましたし飢餓も減少しました

今はどうでしょう?

なんと現在もインドは飢餓に苦しんでいるのです。

きな臭いですね。

もうグローバリズムの臭いがぷんぷんします。

緑の革命とはwikiのとおり、

『ロックフェラー財団』に資金提供された研究所が『品種改良』された種子と『化学肥料』をインドにあげたんですね。

とてもシンプルにグローバリズムですね笑

緑の革命は確かに一時飢餓地域に恵みをもたらしました。

しかしその後は前述のとおり、、

なぜでしょう?

ポイントは品種改良と化学肥料。

グローバリズムのやり方の一つは

『型にはめること』

『依存させること』

です。

これだけ聞くと麻薬のようですね。

いえいえ、真に麻薬なんです。

この研究所が提供した種子。

遺伝子組み換えで実はできるが種はできないようになってるんです。

そして化学肥料もセット。

この化学肥料がないとこの種は育たないんです。

なぜ現在でも飢餓でインドは苦しんでいるのか。

この種子と化学肥料に依存しまくっているからです。

初めは人道支援の側面で提供されていたものを今は高いお金を支払って買わないとならない。

ただの搾取ですね。

そしてお金を払えない人は買えない。

シンプルです。

少しも良くなってない、むしろ搾取がプラスされて悪化しているのです。

しかもそれまで培ってきた技術や人は便利な種子と化学肥料に押しのけられて伝承は途絶え立ち直れない状況を作り出されているんですね。

その他、いろんな企業がさまざま無料キャンペーンを展開して顧客を獲得し、後に有料化するモデルは山ほどあります。

これをグローバリズムは昔からやっているんですね。

しかも食料や水道という人間が生きるにおいて絶対に必要な領域で。

アメリカのAmazonはアマプラを値上げすると発表しました。

ひと月16,000円だそうです。

日本でも値上げされることでしょう。

やめれればいいですが、やめれますか?

依存しまくっていませんか?

国内だと楽天モバイルが無料を終了しました。

※楽天がグローバリズムかは分かりませんが。

昔からのやり口手口なんですね。

かつて日本の瀬戸内海にはレモン農家さんがたくさんいたことをご存知でしょうか?

最近になって瀬戸内レモンが出てきたなというイメージでしょうが全く違います。

昔から日本に、瀬戸内にレモンはあったんです。

でもなくなった。

なぜか?

答えは同じ

グローバリズム。

瀬戸内のレモンはかつて国内でたくさん売られていました。

そこに入ってきたのが外国産のレモン。

現在スーパーで売られているレモンはほぼ外国産。

当時外国産のレモンをどうやって売ったかというと、、

価格を日本のものに比べて桁違いに安くしました。

消費者は同じものであれば安い方を買いますよね。

国内産のレモンはどんどん売れなくなりました。

最終的にレモン農家さんは立ち行かなくなりレモンを作ることをやめました。

そして市場から国内産レモンは消えました。

日本のレモン市場は外国産の独占、もしくは寡占状態になりました。

さあどうなったでしょう。

価格を跳ね上げたんですね。

競合が全ていなくなった後は勝ち残ったもののやりたい放題です。

価格をいくら釣り上げても代替がないので消費者はそれを買うしかありません。

奴隷ですね。

嘆いても遅し。

自分たちでレモン農家を潰したのです。

『飢餓をなくそう』

飢餓をなくすということは大変いいこと、志だと思います。

ただ、、発信場所によってはわたしには怪しく見えまくって仕方ありません。

型にはめ、依存させる未来がみえます。

日本の種子法、種苗法が改正されました。

日本の種と苗は既に型にはめられています。

農家さんはますます儲からなくなり廃業していきます。

米を作れば作るほど赤字になるのが今の日本の仕組みです。

食料を自国で賄えないということは本当にやばいんです。

全て歴史が証明しています。

これがグローバリズムのやり方です。

最初はとても良い感じで入ってきます。

天使の顔をした悪魔です。

型にはめて、依存させる。

ずっとこれを繰り返していますし、引っかかってしまう人たち。

政治、経済、メディア、教育やさまざまな団体、業界がズブズブなので本当に気付くのが難しい。

ただそういう行動してしまっているのも自分たち。

ちなみに、日本の農作物は世界でもハイレベルに農薬を使っています。

海外では禁止の農薬も全然OKです。

それを毎日わたしたちは知らずに食べています。

子どもに与えています。

無知は罪。

子ども目線でみると親の知識のなさで悪いものを食べさせられている。

虐待とすらわたしは思っています。

鍛錬しましょう。

物事の本質を見極める力です。

日本の、子どもたちの未来を守るために。

今だけ、金だけ、自分だけにならないように。

インドの飢餓・食糧問題の現状を解説。飢餓の原因や私たちができることとは | gooddoマガジン|寄付・社会課題・SDGsに特化した情報メディア

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COLUMN 27

『わたしたちが飢える可能性』

カテゴリー

コラム 外資 政治 経済

コラム筆者

大澤勇太

更新日

2022年8月3日

大澤勇太

株式会社しろく

大澤勇太

東京国税局にて国税調査官として署長表彰を受けるまでに活躍をし、その後 財務省 理財局という日本に於ける年間450兆円とも言われる国家資金の使用方針決定を行う中枢部署に在籍し、現在は企業経営者として活躍する異例の経歴の持ち主。 国税、財務省、そして企業経営者という実体験に基づき特異な視点から多くの経営者に対して「お金」に関するコンサルティングを行なっている。