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COLUMN 200

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『保守とは』

2025年10月8日

みなさん保守のイメージはどんなものでしょうか?

様々な切り口で語られる保守

本質は何でしょうか?

わたしの保守の定義は『より良くする』です

保守はしばしば右翼と捉えられがちです

簡単に右翼左翼の定義をすると

左翼は今あるものを否定して

新しいものにする

右翼は今あるものを否定して

昔に戻る

共通することは【いま】に対してとてもネガティブであり、どちらも改革ということです

改革は痛みや混乱、時に血を流すことを伴います

保守と改革

もちろんどちらが良い悪いではありません

ただわたしはやはり平和でゆたかで穏やかというテーマがあるので

保守を選ぶ場合がとても多いです

今の状況・状態をより良く

【より良く】にはドラスティックさや急進的なニュアンスはあまりない、薄いと個人的には感じます

むしろちょっとずつ良くしていこうね

という穏やかさを感じますし、そう定義しています

そして恐らく特に日本における保守の思想の根幹はこれだと感じます

自然に対する畏敬や共同体の思想

自然は基本的にはちょっとずつです

いきなり果実がなるとかいきなり森ができるなどはありません

共同体も全員でモノゴトを決めます

昔は少数でエイヤーと決めることはありませんでした

話し合いで決める

大調和ですね

それが私たちの国、大和です

また別角度ですが、

日本の皇室や神社仏閣、和歌、着物、合気道などにおける道、最近話題のものだと戸籍制度など

これもある意味保守なのですがどうして残っていると思いますか?

日本は皇紀という年数の数え方があります

ありますというか本来は皇紀です

令和7年ですが

現在日本は皇紀2685年です

最初の天皇神武天皇が即位してから2685年です

世界最古の国

日本

ちなみに次に古い国はデンマークの1089年

優劣ではなく事実として日本の半分以下です

また世界で最も古い会社も金剛組という日本の会社です

聖徳太子の時代です

また100年以上続く会社は日本に4万社もありこれもまた世界で最も多いです

なぜ日本には太古から続くものが多いのでしょうか?

答えの一つは保守思想です

あるものをより良くするという思想の結果です

より良くする、アップデート、アップグレードを繰り返した結果より良いものになったので残っている、ということです

さらにさらにシンプルにすると

良いものだから残っている

今続いている、残っているものは良いものだから残っている、ということです

そしてこれからもより良くしていくのでこれからも残り続ける、ということです

これが日本であり、保守(メンテナンス)です

もちろん良いものが残ってきた背景は他にもあります

島国(海洋国家)であったり、四季があったり、台風・地震・火山などの災害があったりと

全てが繋がっている上での日本と保守思想

一昔前に話題になった【もったいない】も実に日本です

もったいないという言葉は日本の独自です

他国と比べるではなくシンプルに素敵な国ですね

筋トレや登山も保守です

いきなり100キロはあがりません

いきなり山頂にはいけません

コンスタントにより良くするをやっていった結果しっかりした土台ができあがり

しっかりした筋肉がついたり中心軸ができたり

経営では売上があがったりしっかりした組織や企業文化ができあがります

走ったり早歩きしたり無理をすると山頂へたどり着くまでに気力体力ともになくなります

着実にコツコツ一歩ずつ登ることによってしっかり登頂することができます

時にはドラスティックな改革が必要な時もありますが

使うエネルギーも大きければ跳ね返りも大きいので長くは続きません

フランスの歴史が分かりやすいですが、

フランスは王制と共和制を短期間で繰り返し、革命と同時に毎回多くの命が失われています

バランスですが保守多めで平和でゆたかで穏やかにがいいなぁと思います

そのためにはやはり鍛錬です

しっかりした中心軸を作りより良くする

自分がより良くなれば周りがよりよくなふ

周りがより良くなれば世の中がより良くなる

素敵な世界を作りましょう🕊️

COLUMN 200

『保守とは』

カテゴリー

コラム 教育 歴史 経営

コラム筆者

大澤勇太

更新日

2025年10月8日

大澤勇太

株式会社しろく

大澤勇太

東京国税局、財務省、企業経営者、150社を超える企業顧問という独特の経歴と、自身の管理・マネジメントを徹底することで日本アルプスの山脈を日帰りできる力、ベンチプレス130キロを挙げる力を駆使した経営者の心と體を鍛え上げるマネジメントを行う。