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COLUMN 10

政治

【政治家はサラリーマン】

2022年4月14日

みなさんは政治家の方々をどういった目線で捉えているでしょうか?

偉いんだろうな、頭良いんだろうな、力あるんだろうな、地元の名士かな、世襲かな、みたいなところから、そもそも興味もないし選挙も行ったことない、何やってるか分からない等様々かと思います。

ただ、今回の標題の件、この感覚を持っている人は少ないと思います。

実は私はずっとこの感覚でした。

『政治家はサラリーマン』

昔のテレビ番組で選挙のドキュメンタリーをみました。

立候補者とその妻がどうか当選させてください!と2人で土下座していました。

ストレートにみっともないなと幼心に思った記憶があります。

サラリーマンと決定的に思ったのは財務省時代。

国会議員との距離感が急激に近くなったときです。

当時の財務大臣はご存知麻生さん。

森友学園の渦中でしたので与野党問わずいろんな議員の方がいました。

細かい話はいろいろありますが、その人たちを見て心から思ったのはこの人たちも結局サラリーマンだなと。

もちろんそうでない人もいるかと思いますが概してわたしの目にはそう写りました。

年功や当選回数でとても立派な立派な縦社会が形成され先輩の顔をとてもとても伺いながらひっそり生きている。

間違ったこと(彼らの理論で)なんて絶対言えません。

そして何よりお金がない。お金というものを知らない。

このお金というところが決定的に痛い、イケてないです。

『選挙はカネがかかる』

『地盤・看板・鞄』

この言葉を耳にしたことがある方は多いと思います。

恐らく自前のお金で選挙を戦える政治家はほぼいません。

ほとんどが政党からのお金に頼っています。

※政党助成金も闇が深いが報道はしない

悲しい事実ですがこの現代における資本主義においてはお金がないと何もできない、従うしかないとなってしまうんですね。

政治の世界は特にです。

そしてしがみつく。

自分の主義主張が例えあっても言えない、消えていく、忘れてしまう。 

なので今の日本は民主主義であって民主主義でないのです。

ごく一部の人たちが決めているだけなんですね。

議会はパフォーマンスでしかない。

そして偉そうにしたいというコンプレックスも散見されます。

これは官僚や大会社サラリーマンにも言えることですが。

何かこの感情をとてもとても感じます。

余談ですが偉そうにしたいのはコンプレックスの現れとする研究もあります。

力がない人はポジションが欲しいんですね。

もはや悪口になってしまっているのでここまでですが、要は政治家ですらお金と票でがんじがらめのサラリーマンなので国や地域の経営を任せられるわけないということです。

地方議員も東京オリンピックの時のように都議のドンが施設の建設を身内に引っ張る等々私利私欲や票のためにしか動きません。

更に言うと政治家は国や地域の経営幹部です。

在り方、方向を決めるのは議会なんですね。

ということは彼らは会社で言えば経営者や幹部という位置付けなんです。

しかも相当シビアな判断が求められる。

国の予算は一般会計100兆円、特別会計450兆円という莫大な金額です。

カウンターパートは各国のやり手の大臣、議員、エージェント、はたまた国際金融資本勢力やGAFA、裏の世界の住人まで。

修羅場でしかないんですね。

それを経営経験も何もない、ただ世襲しました、ただ良い大学でて良いところに勤めてました、みたいな人がコミットできるわけないんですね。

もっと酷い人はハニトラや金銭で飼いならされる始末。

みなさんが思っている以上にはるかにこの国はやばい状況になっています。

数年前、今の経済再生担当大臣の講演会に付き合いで参加したことがありました。

その時の内容はもう酷かったです。

特に中国にはもう敵わないんだからどうやってついていくかが大事、と本気で言っていました。

そしてそれに周りが拍手していました。

終わってるなと思いました。

当時次期エースと彼は呼ばれていましたのでそれがこのレベル、、と。

では、誰が政治をやるべきなのか。

もうお分かりかと思いますが、

『経営者』です。

何もないところから自分の力でお金を稼ぎ、人をマネジメントし、修羅場をいくつもくぐり抜け、愛と忍耐と志で会社を守り発展させてきたコミットの塊。

これほど適任はいません。

出馬でもよし、応援するもよし。

もちろんみんな違ってみんな良いなので経営者のみということではありません。

適材適所。

経営は適切なタイミングで適切な人がやらないとうまくいきません。

時に厳しいことをストレートに伝える覚悟や責任を取る気概、例え落選しても余裕で生きることができる地力が必要なんでね。

そんな人が政治をやれば、面白そうですよね。

そのためにはやはり勉強、自己研鑽です。

選ぶ人のレベルは選ばれる人のレベルに比例します。

相手は自分の鏡。

たくさん鍛錬して出馬する、応援する、どんな形でもいいので日本や家族の未来のためになる行動をしていきましょう!!

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【政治家はサラリーマン】

カテゴリー

コラム 政治

コラム筆者

大澤勇太

更新日

2022年4月14日

大澤勇太

ゼイムザイム株式会社

大澤勇太

東京国税局にて国税調査官として署長表彰を受けるまでに活躍をし、その後 財務省 理財局という日本に於ける年間450兆円とも言われる国家資金の使用方針決定を行う中枢部署に在籍し、現在は企業経営者として活躍する異例の経歴の持ち主。 国税、財務省、そして企業経営者という実体験に基づき特異な視点から多くの経営者に対して「お金」に関するコンサルティングを行なっている。