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COLUMN 201

外資
歴史
経営

『士魂商才』

2025年10月13日

コラムで何度もでてきています

今だけ金だけ自分だけ

企業などの団体から個人まで

隅々まで浸透してしまっている今だけ金だけ自分だけ

帝国主義に端を発するグローバリズム

とりわけ近現代のアメリカから始まったいわゆる【ビジネス】

合理主義、効率主義が世界の当たり前になっています

執行氏も語っていますがビジネスは無限の欲望なので世界が滅びるまで膨張し続けます

現代まで続く歴史を見れば明らか

貧富の差は開き続け

他人と比べ続け

分断され

お互いがお互いを罵り合う

自己実現ではなく承認欲求を求め続ける

株主資本主義の成れの果てです

今だけ金だけ自分だけ

今だけ金だけ自分だけになると本当に本当に荒いので周りが見えません

過去現在未来が見えません

今しか見えません

なので自分の子どもたちや社会のことも見えません

荒いので今が良ければOK

しかもそれが続くと錯覚しています

動画の中で印象的なのはアメリカのいわゆる成功者が行なっている慈善事業

たくさんの成功者がたくさんの寄付などの慈善事業を行っています

反対に日本はそういう方は今でこそ少し出てきましたが歴史の中では僅かです

そのひとつの答えをいただいた気がします

もともと日本人は世のため、人のために商売をしてきたのでそういう考え方はない、ということでした

武士道です

詳しくは動画を見ていただければですが

DNAの違いと言っても良いと思います

大陸で厳しい気候の中生きてこなければならなかった人たち

対して島国で安定した気候の中、食べ物もたくさん溢れていたので争う必要がなかった日本人(縄文人)

アメリカでは勝ち負けの相対の世界なので勝った方は負けた方の全てを取ります

贖罪の意識から慈善事業を行う

日本人は商売と同時に世の中をより良くしようとする

武士道

最近では公益資本主義という考え方も日本人からでてきました

※出てきたというか昔はちゃんとやっていた

現代の日本はもともとの慈善事業の概念がないのに加えて株主資本主義になってしまい

今だけ金だけ自分だけの人が多く

なかなかしびれる状況だと思っています

分断がどんどん進みます

人はひとりでは生きていけないですし

特に日本人は共同体の生きものです

ちなみに日本の税制においていわゆる寄付金に対してはとても厳しく

寄付をしても税控除のメリットを受けれるのはほんの僅かです

こんな制度だから日本で寄付が進まないのだ、

と思っていましたが大元を知れば納得です

本来の日本の商売は武士道であり

みんなでゆたかに平和で穏やかに生きていくという仕組みが内包されていたということです

産業革命、資本主義、グローバリズム、巨大資本が生まれたのは250〜150年前

人類史からみると超短期間で世界は全く変わりました

まさに滅びる一歩手前

夜明け前が一番暗い

世界は着々と陽転しています

日本も同様、これからの厳しい時代を経てアップグレードした状態でかつての商売、かつての営みに戻ろうとしています

今だけ金だけ自分だけに陥らないようにするためには鍛錬です

鍛錬した平和でゆたかで穏やかな心と體で新しい世界に軽やかに移行しましょう🕊️

COLUMN 201

『士魂商才』

カテゴリー

コラム 外資 歴史 経営

コラム筆者

大澤勇太

更新日

2025年10月13日

大澤勇太

株式会社しろく

大澤勇太

東京国税局、財務省、企業経営者、150社を超える企業顧問という独特の経歴と、自身の管理・マネジメントを徹底することで日本アルプスの山脈を日帰りできる力、ベンチプレス130キロを挙げる力を駆使した経営者の心と體を鍛え上げるマネジメントを行う。